税のコラム
2016年07月21日

税務署の事務年度

一般的な「年度」と言うと、日本では4月から3月ですが、税務署の「事務年度」は少し違っていて、7月から6月になっています。通常の「年度」が終わった後、色々と事後処理が必要なのでしょう。

そのため、税務署の職員の異動も7月に行われます。結構頻繁に異動は行われていて、1年で別の税務署へ移ってしまう職員も少なくありません。こうした異動や引継ぎが行われるので、7月は税務署もドタバタしていますが、落ち着いてくると、調査が始まったり、税務申告の内容について質問が来たりします。

元税務署の職員によると、事務年度最初の調査は気合いが入るそうです。この時期に税務調査が行われるのは、12月から2月決算の法人が多いようですが、相続税の調査も行われます。「迎え撃つ」立場の納税者や税理士も、万全の準備をしたいものですね。

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