税の最新情報
2016年06月23日

ふるさと納税の落とし穴?

ふるさと納税は、税金の減額を受けられる限度額が上がったり、各自治体が工夫してお礼の品を充実させたりしたおかげで、利用する人がますます増えています。昨年からは「ワンストップ特例」の制度が出来て、更に便利になったはずなのですが、この制度を利用した方が、自治体側のミスで減額を受け損ねた、という話を耳にしました。

ワンストップ特例の場合、納税者が寄付をする → 寄付を受けた自治体が受領の処理をする → その後納税者の住所地の自治体に、寄付を受けた旨を連絡する → 住所地の自治体が住民税の減額の手続を行う といった手順を踏みます。少々複雑なので、どこかで手違いがあると、確かに減額を受けられなくなってしまいますね。

住民税は給与から天引き、という人が多いですから、なかなか手違いに気がつきにくいです。ちょうど今頃、市区町村から住民税の計算明細が届いていますから、一度よく確認してみては如何でしょうか。

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