税のコラム
2015年04月23日

相続税と贈与税の意義

相続税は、親などが所有していた財産が子供などに引き継がれた際に、税法によって定められている一定の金額を国に納めなければならない税金です。

相続税では、現金だけではなく、土地や家屋、預貯金や有価証券など、様々な財産を相続する場合に税金がかかります。

親が持っていた財産のすべての評価額を算出し、これにかかる税額の合計額を計算して、所定の期間内に納めることが原則です。

相続税では、相続した財産の評価額の合計が多ければ多いほど、納める税金の額が大きくなりますし、累進の課税の原則に則って、多くの財産を相続した人は、より高い税率も適用されるようになります。

相続税と関連した税金では、贈与税という税金があります。

贈与税とは、相続税を補完する目的で設けられた税金で、生前に財産を贈与することによって、相続税の課税を免れる事を防ぐようになっています。税率も相続税より高くなっていることが特徴です。近年では、様々な政策的配慮により、この贈与税を軽減する特例制度も設けられています。

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