2011年07月20日

平成23年の路線価

 7月1日、国税庁が平成23年の路線価を公表しました。これは、相続税や贈与税などを計算する時に、土地をいくらで評価するかを定めたものです。道路毎に金額が設定され、その道路に面した土地1㎡あたりが、原則的にその金額で評価されます。

 路線価は、一般的に市価の80%くらいと言われていますが、不況の影響を受けて最近は下落が続いています。都道府県庁所在地の最高路線価は、22年と23年を比較すると、43の都道府県で下落、3県で横ばい、上昇したのは1県だけでした。しかもこの金額は、東日本大震災の影響が反映されていません。特に地価が下落した地域では、「調整率」を乗じて計算するようですが、その「調整率」は、10月以降に公開されるそうです。まだしばらくは、地価が上昇することはなさそうですね。

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